
インドネシアのイスラム教について

インドネシアは国民の9割近くがイスラム教徒という、世界最大のイスラム国家です。
「イスラム教」「イスラム教徒」についての日本人の知識はまだ乏しく、また偏った情報がのみが先行しています。先にシリアで起こったISISによる邦人人質殺害事件などの影響もあり、日本全体にイスラム教への不安、不信感が広がっています。そのことから、イスラム教徒を技能実習生として受け入れることに不安を感じておられる企業、組合様もいらっしゃることかと思います。しかし、ご心配には及びません。ISISと呼ばれる組織はイスラムの名を冠していますが、考え方は本来のイスラム教徒は全く異なります。一般的なイスラム教徒は穏やかで、争いを好みません。特にインドネシア人は元々温厚な性格で、真面目に仕事に取り組みます。また、中東地域のイスラム教徒と比べ、インドネシアのイスラム教徒は柔軟な考え方をすることができますので、比較的日本での生活に適応しやすいと言えるでしょう。
日本で生活するイスラム教徒にとって、特に重要なことは以下の3つです。
@「ハラム」と呼ばれる食品を口にしない
具体的には、「豚肉」と「アルコール」です。多くのイスラム教徒は
この2つを口にすることができません。
A1日5回のお祈りを行う
早朝4時半頃から19時の間に、5回お祈りを行います。
時間は10分〜15分ほどです。
B断食月(約1ヶ月間)は日中、飲食を行わない
定められた期間、日の出から日没まで一切の飲食を絶ちます。
この3点はイスラム教徒にとって、「義務」とされているもので、受け入れ側でもできるだけ理解をし、尊重をしていただければと思います。ただ、先述の通りインドネシア人イスラム教徒は柔軟な考え方をしています。もしこれらの義務が果たせない場合、その状況を受け入れるといったことも可能です。例えば女性のイスラム教徒の場合、「ジルバブ」というスカーフで髪を覆っている者もいます。このスカーフの着用についてもインドネシアでは個人の自由とされており、臨機応変に対応が可能です。これが中東の女性だと、スタイルを変えることができません。
こういった事項の可否につきましては、事前にお知らせいただければ、送出し前、実習生たちにあらかじめ伝えておきます。APPではこういった日本での状況も含めて、日本出発前に日本人や現地の事情に通じた講師から指導を行っています。
(職員室風景) |
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